中小企業診断士たぬき。

2019年度の中小企業診断士の二次筆記試験に合格しました。試験や診断士活動についていろいろ書いていきたいです。

育休宣言で思うこと。

小泉進次郎環境大臣がやっぱり育休を取得するということで、報道が繰り広げられマスコミが騒ぎました。大臣が進んで育休を取得してくれるというのは大変ありがたいことだとは思いますが、個人的にはこんなことで騒いでほしくはなく、まだまだ日本は遅れているなと感じてしまいます。育休の取得なんかがニュースにならないほど、男性の育休だって当たり前の世の中になってほしいです。

私もこどもが生まれたら育休を取得する気満々でした。今ではこどもができたとき、組織に属しているかどうか微妙になってきましたが。世界だけでなく日本でも「男性は仕事、女性が子育て」という考え方が浸透してきたと思っていました。それだけに、小泉進次郎環境大臣の育休取得宣言でマスコミがこれだけ騒ぐことにがっかりしました。表面上では何と言おうと、心底では「子育ては女性がやっとけ」と思っている人が多数なんだなと感じてしまう瞬間です。

我が家は子供がおらず夫婦共働きです。家事はだいたい半分ずつやっています。特に家事の分担について取り決めたことはありませんが自然とそうなりました。晩ごはんについてはよほど疲れていない限りは奥さんが作りたいということで任せていますが、晩ごはん作っている間にお風呂掃除をしたり、食後に食器を洗うのは私がやります。私が晩ごはんを作れば奥さんが食器を洗います。今まで家事の分担でモメたことはありません。

こどもができたとしても、これはどちらの仕事、なんて決めたりはしないと思います。こどもも生まれて数年経てば一緒に過ごせる時間なんて一日のうちの1/3とか1/4くらいしかなくなってしまうのですから、フルタイムで一緒に過ごせる時にいろいろ関わっていたいなと思うのです。 

小泉進次郎環境大臣も、育休中もリモートで閣議や大事な会議には出席するとのことです。まあそれ育休って呼ばんよな。どうせ休むならそういう会議も全部休んでもらいたいのだが。1ヶ月位大臣不在だと組織は完全にストップしてしまうのでしょうか?その間だけ副大臣に権限委譲するなり別にやり方はいくらでもあると思うのですが。積極的に男性が育休を取得するようになる第一歩だと思いますが、ここもまだまだ日本は遅れているなと思ってしまいます。どうせならすべての仕事を休んでもらいたい。

それから民間に育休を広げるならもう一つ、育児休業給付金は国が満額になるよう補助すべきじゃないでしょうか。特に男性が家計を支えている場合だと、育休により補助金をもらったとしても、収入が2/3になってしまうならそら育休の取れない男性もいますよ。

いずれにせよ、小泉進次郎環境大臣の育休取得により、これから日本でも男性の育休取得がしやすい環境が整うまでのスピードが上がっていけばなーと思います。