中小企業診断士たぬき。

2019年度の中小企業診断士の二次筆記試験に合格しました。試験や診断士活動についていろいろ書いていきたいです。

意識の持ち方。

私は意識高い系の発言が苦手で、「○時に起きて勉強しました」とか「土日は15時間くらい勉強しました」的な極端な意見を人に強いるのが苦手です。自分が好き好んで早起きしたり土日ストイックに勉強するのはすごいなーと思って見ているのですが、それを一般論とするのが苦手です。

そんな中自分が許容できる意識高めのことを今日は書こうと思います。主に中小企業診断士の一次試験を何度もチャレンジしている人向けですが、他の資格試験でも同じことを言えると思います。

結論

はじめに結論を書きますが、「目標以上の結果を達成することは困難」ということです。

中小企業診断士試験においては

中小企業診断士一次試験において、「今年は○科目の合格を目指す」、のように受験科目を絞っている人をたまにSNS等で見ます。大手受験校の1.5年コースのように、暗記科目をまず潰し2年目は二次と関連する科目に専念する戦略もあるためあながち間違いではないのですが、その年に受験する科目数を決めてしまうと合格する科目数も最大でそこまでになってしまいます。3科目しか受けないのであれば最大でも3科目しか合格できなくなってしまいます。

中小企業診断士試験においては、科目免除は必ずしも有利に働きません。別の記事で詳しく書こうとは思っていますが。科目毎の難易度の変動が毎年大きいことが一番の理由です。「前の年のこの科目簡単だったから、来年勉強すれば受かるー」とか思ってるとゲキムズになり合格点に達しないのが一次試験です。すでに合格済の科目であっても得点源になりそうな科目は受験し難易度の変動に備えることが良いとされています。それに、科目免除できる科目=一度でも合格点に達したことのある科目、科目免除できない科目=一度も合格点に達したことのない科目、なわけです。免除できる得意科目はすべて免除し、苦手科目だけを受験するというのはかなり厳しい戦いになるわけです。

そのため私は中小企業診断士は初めての受験であっても、はじめから科目数は制限せずすべての科目を受けることをおすすめします。勉強時間の制限等から科目数を制限する場合も、合格できそうな先に受験するのではなく、二次と関連しない科目から受験する等の検討が必要となります。

4科目しか受けない人はずっと4科目分の勉強しかしないし、7科目受験する人は7科目すべて勉強するようになります。同じ勉強時間であっても過ごし方が変わってくるのです。その年に7科目合格するのは7科目勉強した人だけ、はじめから4科目しか勉強していないのであれば7科目合格はできないです。事前知識があったりして勉強不要な人は除きますよ。

他の資格試験ではどうか

年に何度か受験できる資格試験の場合、近い日程では間に合わないから次の日程で受けよう、みたいな話も聞きます。とてももったいない。とりあえず直近の日程で受けてみればいいと思います。日程が近いのであればその分濃密な勉強をすることができます。それに、目標の試験が先になると、直近の試験を諦めてから次の試験までの間ずっとモチベーション高く勉強し続けることは非常に困難です。それであれば直近の試験までモチベーション高く持ち続け、ぱっと受けてしまったほうがその後の時間を自由に使えるので有効だと思いませんか。直近の日程の受験を決意した人しか直近の日程の試験には合格しません。

まとめ

最後の方は意識高い意見になってしまいました。。ですが目標の先送りは非常にもったいないです。自分の可能性を制限してしまうとそれ以上の結果を残すことは困難です。はじめからやらないことを決めてしまうのはもったいないです。