中小企業診断士たぬき。

2019年度の中小企業診断士の二次筆記試験に合格しました。試験や診断士活動についていろいろ書いていきたいです。

実務補習前半。

実務補習の前半2日間が終わった。申込みをしてからずっと楽しみにしていたイベントだ。

 

事前準備

以前書いたよう、指導員から届いた3年分の財務諸表や企業概要を確認、二次試験レベルの財務指標を出し、HPやSNSを舐め回すようにチェック。業界の事情もある程度チェックを行い、福岡市総合図書館で業種別審査辞典をコピーしてきた。

気合は十分である。今のところ実務補習は今回の5日のみ、あとは実務従事で10日稼ぐつもりだったので初回に全力を尽くしたいと思っていた。また同じ5万円の実務補習の費用をハイコスパ化するためにも経営戦略+リーダーに立候補したのだが、今回が3回目の人がいたためそちらの方をリーダーにするとのこと。

そんなわけで次に希望した財務の担当となりました。

初日

部屋に1番乗りでした。何人か知っている人がいましたが偶然にも全員バラバラでした。知らない人ばかりに班のほうが人脈()が広がりますね。全国各地から人が集まっていたグループでした。近所に住んでいる人同じグループ説はなんだったのでしょうか。

ヒアリング準備

自己紹介のあと、初日は事前資料を元にそれぞれ考えてきたヒアリング項目を検討します。質問をたくさん考えてきた人そうでない人様々です。私の考えていた質問は質、量ともに残念な感じでした。やっぱ自分の見る目がなかった。正直、この段階では2,3の担当は書くことがほぼないのではと思えるレベルだった。

指導員から連絡のあった企業概要なんてA4一枚くらいのもの。A4で5ページくらいの問題で二次試験で500字くらいの回答になるわけで、90ページくらいの報告書を作るなら聞くことはいくらでもあった。考えがだいぶ甘かったな。

すりあわせて、重複を除いて担当者ごとに質問を整理し午後からのヒアリングに備えますが、ここでちょいちょいと指導員から「それは〇〇だよ」とご回答が。えー、これ一応研修だし知ってたとしても支援先から聞きたかったな。。と思う点がちょいちょいあり。

昼食後移動。

ヒアリング

今回のヒアリングの担当は跡継ぎ予定の若い人でした。ヒアリング自体はやりやすかったです。ですが正直ヒアリングの時間は足りないですしおかわりしたいしやり直ししたい。あとから班員の人に聞いたらなんとなく皆思っていたようですが、本音は隠しているなという感じはしました。そこを引き出せないのは力不足。本音を隠す理由もなんとなく想像できるのだがそこははっきり言葉にして聞き出さないといけない。

指導員とそんなに縁のない企業だったり、ヒアリング相手の社長が厳しい人だったら結構悲惨だったな。。という印象でした。正直すまんかった、ヒアリングなめてて。

SWOT分析

この段階でもやっぱりまだ報告書の内容がイメージできていなかった。みんな強みや機会はぼんやりイメージはできていたのですが。指導員にもヒントをもらいつヒアリング内容をもとにSWOT分析していきます。このあたりから指導員の筋書き通りの展開に乗せられてるんじゃないかと思うようになりました。誘導されるのが助かる面もありつつ、実際の診断でこんなうまいことヒント転がってくるか?と。割とSWOT分析自体はすぐ終わってしまって、翌日周りの班を見るとホワイトボードにひたすら書き込みがあったりポストイット貼りまくりで、、これでよかったのかなと、薄っぺらいなと。外部環境はヒアリングだけでなく、ググってもある程度わかるはなしだしな。。やっぱり準備不足。

初日はここまで。

クロスSWOT分析

2日目は初日のSWOT分析を元にクロスSWOT分析からスタート。ここで時間はかかったのですがようやく報告書のイメージがつかめました。クロスSWOTとともに誰に何をを少しづつ形としつつ、企業があるべき姿を明確にしてくださいそこにむどのようにアドバイスをするのかを固めていきます。

2日目午後はそのアウトライン作成に入ります。各担当がそれぞれの課題、あるべき姿、提言を明確にしました。これで骨格の骨格ぐらいが完成です。あとは宿題となりましたが明日には骨格を固め、3日後には7割程肉付け、実務補習後半戦は仕上げと発表資料づくりとなります。指導員からのヒントはあったとはいえ、昨日午前中までは全くイメージのできなかった報告書のイメージが掴めました。

まとめ

実務補習は1回でいいかなと思ったのですが、もう1回別の業種やってみたいなとも思うようになりました。一番きついという噂の宿題はまだこれからなのですが。今のところヒアリングとSWOT分析をひとりでできるようになったかなと言われるとノーとしか言えないです。ただ面白いか面白くないかでいうとめちゃくちゃ面白い。

 

実務補習前半はここまで。実務補習先の業種も書かず、具体的な内容を一切伏せたらいつも以上に実に薄っぺらい記事になってしまった。