中小企業診断士たぬき。

2019年度の中小企業診断士の二次筆記試験に合格しました。試験や診断士活動についていろいろ書いていきたいです。

2回めの一次試験。

初年度の一次試験は経済、企業経営理論、中小の3科目合格でした。

財務は勉強したつもりだったのですがどうも点が取れず苦手意識がありました。そこで過去問だけやっていてもなかなか点は伸びず、しっかりインプットやり直さないといけないかと思い、時間もあるので翌年2月の簿記を受けてみることにしました。

簿記は2級と3級を勉強していましたが、2級の工業簿記がこの年は簡単だったこともあり(同じ職場の人も受けていたのですが同じこと言っていました)、無事合格。

簿記の学習を挟んだことで、診断士の財務会計の科目の苦手意識もなくなり得点源となりました。全ての出題範囲が診断士に直結するわけではないのですが、財務が苦手な方は回り道してでも勉強する価値はあると思っています。診断士の一次落ち~翌年の一次まで一ヶ月もありますからね。特に2級について、連結等出題範囲が広がってきており診断士の1次財務会計、2次事例4との関連性は増していると感じます。

 

2年目は科目合格を活かし、経済、企業経営理論、中小については科目免除をすることにしました。結構「科目免除はするな、7科目受けろ」派の人が多いのですが、個人的に納得できない部分は多いです。確かに、科目免除をすると残った科目というのは前年度までに科目合格できなかった≒苦手科目、です。ですが科目合格したとは言っても再度合格レベルに達するには時間をかけて勉強する必要があります。しんどくないですか?

わたしはざっとこんな感じで考えています。

・法務、情報、中小は迷わず免除

・財務は得意科目かつ事例4と密接に関係あり、免除しない

・運営、企業経営理論、経済は自身の自信度合いと科目数により検討

私の場合、情報は資格を持っていたのでもともと免除、中小は迷わず免除、企業経営理論と経済は、正直科目合格も奇跡に近いと考えており、再度60点を取るにはかなりのエネルギーを要しそうなので免除しました。財務は前年合格していても免除しなかったと思います。もし残っていたのが財務と法務の2科目だったら、リスク回避のために運営管理か企業経営理論も受けていたと思います。

なので、全科目受けろ派には反対です。どの科目を免除するかどうかは残った科目と個人の得意分野によります。科目免除に迷っている人がいれば相談に乗りたいです。

 

2年目は残った財務、運営管理、法務の3科目の過去問をフル回転しました。

結果、3科目で177点となりワンマークで敗退、、と思いきや法務に没問が出たため繰り上がりで合格となりました。